サクラの心が揺れるとき「心のつながり」

ここでは、出会い系サイトでサクラをしている女性の体験談を書きたいと思う。
サクラとして男性の相手をするときには、相手と繰り返しメールすることによって料金を引き出すのが目的なのだが、自身に興味のない話に合わせたり、相手の機嫌を取るなどのスキルが必要なため、サクラ自身が「営業職」のような錯覚を覚えることも少なくないようだ。

そのため、相手の男性利用者を「お客さん」と考えるサクラもいる。(「カモ」という意味では間違っていないのだが)「お客さん」はサクラにとっては、あまり愉快な相手は多くない。
わがままだったり、罵倒をしたり、性的な話題を振ってきたりと、いちいち心を痛めなければならない、という。

しかし、あるサクラの女性は、一人の男性利用者に心を痛めるどころか、彼の穏やかな性質や、癒される態度にだんだん心惹かれてしまった。

しかし、サクラの彼女にとっては、彼は騙している相手だ。彼女自身は「騙している」という自覚はなかったようで、営業の相手だから好きになってはいけない、と考えたようだ。

それだけでなく、本気になりそうになるほど、真面目な相手と、彼に対して性的な話題を振ってしまった自分とでは釣り合いが取れない、という劣等感が芽ばえ、結局彼との仲を縮めることはできなかったという。

そしてそのうちに、彼は退会してしまい、連絡手段も消えてしまった。